メルコスルにおける日本企業の新たなビジネス機会

carlos552007-06-06

昨日、国際協力銀行様の主催で「メルコスールにおける日本企業の新たなビジネス機会」セミナーに行ってきました。 
今までは、ブラジルをメインに仕事をしてきたのですが、最近はポルトガル語のホームページより南米の他の国からの問い合わせが増えてきたので、メルコスール加盟国についてもう少し知りたくて、参加してきました。
メルコスール加盟国の代表スピーカーの方々の生の声が聞けて、大変勉強になりました。14時スタートで17時までの時間には入りきらないほどの情報があり、次の機会でまたお話しが聞ければと思っています。

↑ロナルド・シャック氏(ブラジル鉱業エネルギー省電力エネルギー副大臣

さって、メルコスールって何だろう??
メルコスールは、スペイン語でMercosur、 ポルトガル語ではMercosulと書きます。これは南アメリカ諸国の関税同盟を意味するのです。南米での欧州連合EU)のような自由貿易市場の創設、具体的には域内での関税撤廃と域外共通関税を実施することを目的として、1991年にパラグアイアスンシオンでアルゼンチン、ウルグアイパラグアイ、ブラジルの4カ国が調印し、1994年12月には4ヵ国首脳がブラジルのオウロ・プレットに集まり最終議定書に調印し、1995年1月に発足しました。
加盟国は2004年12月以降アンデス共同市場(アンデス共同体)と相互に準加盟の形で協力関係にあり南米共同体の実現に向けて活動中である。
今では、ベネズエラを加えて、南米全体の人口の約7割に当たる2億6千万人、国内総生産全体の75%を占めることになった。ベネズエラと他の加盟国との間の貿易関税は2010年から2013年にかけて撤廃される予定である。
まだまだ未完成ではあるが、日本の企業にとってもこれはかなり面白いマーケットになると思われます。

加盟国:
ベネズエラ 2006年7月4日、ベネズエラの首都カラカスで臨時首脳会議が開かれ、正式加盟に当たっての議定書が調印された。
ブラジル
パラグアイ
ウルグアイ
アルゼンチン
準加盟国:
コロンビア
エクアドル
ペルー
ボリビア ※正式加入を宣言
チリ

最近、当社にもアルゼンチン、ペル、ウルグアイからの小ロットの注文や部品の問い合わせが増えてきています。
トヨタ自動車もブラジルやアルゼンチンに工場を持っていますが、メルコスールトヨタとしての、活動を開始しています。だんだん、ブラジルやアルゼンチンだけでは無くて、メルコスールとして、ビジネスを考える必要がでてきているのかもしれません。
私としては「モノ作り日本」をもっとブラジルやメルコスールに地道に紹介していくビジネスを続けていきます。
もしブラジルに自分達を紹介したい中小企業がありましたら、ぜひ連絡をしてください!

株式会社メイコー
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